暑くなるとホラーが読みたくなる、という人向けに、電子書籍で1巻から読み始められるホラー漫画を10作品選びました。
順位は次の4点で決めています。1つめは、恐怖そのものが主題になっていること。バトルが中心のダークファンタジーは今回は外しました。2つめは、夏という季節との相性です。舞台の季節や、読む時期との合い方を見ています。3つめは、読み通しやすさ。完結していて巻数がまとまっている作品を上位に置きました。4つめが、アニメ化・実写化・受賞といった客観的な実績です。ストアの売上順や他サイトの順位を並べ替えたものではなく、この4点で ええこみ! が判断しています。
第1位 屍鬼
舞台が真夏の村そのもので、読む季節と作品の季節が重なります。11巻で完結しているため、お盆の休みに入口から結末まで通して読めます。テレビアニメにもなっており、映像を先に見た人が原作へ戻る道もあります。
小野不由美(原作)、藤崎竜(漫画) 著 / 集英社(ジャンプコミックス)
屍鬼 1
199X年の猛暑の夏、人口1300人の山村・外場村で原因不明の死者が相次ぎます。同じころ村外れの洋館に桐敷家が引っ越してきて、見慣れた村の日常が少しずつ形を変えていきます。小野不由美の同名小説を藤崎竜がコミカライズした第1巻です。
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第2位 うずまき
全3巻という短さで、ホラー漫画を読み慣れていない人でも最後まで行けます。2024年にアニメ化されて名前を知った人が、原作を確かめる入口としても使いやすい位置にあります。
伊藤潤二 著 / 小学館(ビッグコミックス)
うずまき(1)
渦巻きに取り憑かれた町・黒渦町を舞台にした伊藤潤二の長編ホラー。女子高生の五島桐絵の周りで、渦をめぐる異変が人にも土地にも広がっていきます。
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第3位 寄生獣
第17回講談社漫画賞と第27回星雲賞を受けており、体が作り変えられていく怖さを扱った作品として長く参照されてきました。全10巻で完結しているので、読み始めれば終わりまで見えます。
岩明均 著 / 講談社(アフタヌーンKC)
寄生獣(1)
高校生・泉新一の右手に寄生した謎の生物ミギー。人間を捕食する他の寄生生物と対峙するうちに、新一は自分がどこまで人間なのかを問われていきます。
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第4位 サユリ
全2巻なので、夜に読み始めてその晩のうちに読み終えられます。2024年8月に白石晃士監督で実写映画が公開されており、映画のほうから作品名を知った人にも入口が用意されています。
押切蓮介 著 / 幻冬舎コミックス(バーズコミックス)
サユリ (1)
念願のマイホームに引っ越した家族が、その日を境に不可解な現象へ次々と巻き込まれます。押切蓮介が描くジャパニーズホラーで、逃げ場のない家そのものが舞台になります。
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第5位 蟲師
第30回講談社漫画賞と文化庁メディア芸術祭で評価された連作です。叫ばせる方向の怖さではなく、静かな不気味さを置いていくので、寝る前に一話ずつ進める読み方に合います。
漆原友紀 著 / 講談社(アフタヌーンKC)
蟲師(1)
生命の原生体に近い存在「蟲」と人との関わりを、蟲師のギンコが旅の途中で見届けていく連作。一話ごとに土地と人の話が始まり、そこで終わります。
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第6位 百鬼夜行抄
2026年4月にシリーズとして初めてアニメ化され、原作の入口を探している人が増えています。連載が続いている作品ですが一話ごとに区切りがあるため、1巻から気負わずに始められます。
今市子 著 / 朝日新聞出版(Nemuki+コミックス)
百鬼夜行抄 1巻
妖の見える高校生・飯嶋律と、祖父が遺した妖との縁をめぐる幻想怪奇譚。人と妖の境目で起きる出来事が、一話ごとに描かれます。
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第7位 ダンダダン
怖さと笑いの配分が良く、ホラーが苦手な人の最初の1冊になります。アニメは2025年7月から第2期が放送され、原作の巻数もそれに合わせて動いている時期です。
龍幸伸 著 / 集英社(ジャンプコミックス)
ダンダダン 1
幽霊は信じるが宇宙人は信じない綾瀬桃と、その逆のオカルンが、互いの信じないほうの場所へ行って両方に出くわします。オカルトとバトルと青春が同じ画面に同居する第1巻です。
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第8位 地獄先生ぬ〜べ〜
2025年7月から2026年3月にかけて新作アニメが放送され、いま読み返す人が増えている位置にあります。単行本では全31巻ですが、電子書籍は全20巻にまとまっているため、通して読む前提でも巻数を追いやすくなっています。
真倉翔(原作)、岡野剛(漫画) 著 / 集英社(ジャンプコミックス)
地獄先生ぬ〜べ〜 1
左手に鬼の手を宿す小学校教師・鵺野鳴介が、受け持ちの5年3組に迫る妖怪や怨霊と向き合う学園ホラー。1話完結の怪異譚が積み重なっていきます。
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第9位 不安の種*アスタリスク
前の2シリーズを読んでいなくてもここから入れるので、10作の中では最も手を出しやすい1冊です。1本あたりが短く、寝る前に1つだけという読み方ができます。
中山昌亮 著 / 秋田書店(チャンピオンREDコミックス)
不安の種* アスタリスク 1
数ページで終わる怪異を積み重ねていくオムニバスホラー。説明のつかないものが日常の隙間に現れ、理由が明かされないまま話が閉じます。「不安の種」「不安の種+」に続く第3シリーズの第1巻です。
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第10位 彼岸島
夏の孤島という舞台が季節に合います。「最後の47日間」「48日後…」と続く長いシリーズなので、上位の完結作とは逆に、まず1巻で相性を確かめてから先へ進む形が向いています。
松本光司 著 / 講談社(ヤングマガジンコミックス)
彼岸島(1)
行方不明の兄を捜して孤島「彼岸島」へ渡った明が、吸血鬼の棲む島でのサバイバルに巻き込まれます。島から出る手段が絶たれた状態で物語が動き出す第1巻です。
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まとめ
上位5作は完結済みなので、読み始めた週のうちに結末まで行けます。連載中の作品は一話ごとに区切りがあるものを選んだため、途中まで読んだ状態でも読み味は損なわれません。夏のあいだに1作だけ選ぶなら、季節がそのまま舞台になっている第1位から試してみてください。