荒木飛呂彦さんの『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン』のアニメが、2026年9月25日から「2nd & 3rd STAGE」としてNetflixで世界独占先行配信されています。更新は毎週金曜日です。先行して2026年3月19日に配信された全1話・47分の「1st STAGE」に続く区切りで、タイトルのとおり作中のレース第2・第3ステージにあたります。原作は全24巻で完結しているので、映像で興味を持った人が途中で待たされることなく先まで読める状態にあります。どの巻を開けばいいのかを、各巻の公式の内容紹介をもとに整理します。
スティール・ボール・ランはどんな漫画? 作品の位置づけと魅力
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第7部にあたり、2004年から2011年にかけて集英社の「ウルトラジャンプ」ほかで連載されました。シリーズ第6部までとは世界の成り立ちそのものが引き直されているため、前の部を読んでいなくても第1巻から入れます。ここが「ジョジョは長すぎて手が出ない」と感じている人にとって最大の利点です。
構造の面白さは、物語の背骨にレースという競技を据えたことにあります。参加者は決められたコースを西から東へ走るので、誰がどこにいるのかが常に地図の上で把握できます。敵と出会うのも、味方と別れるのも、レースの進行という動かしがたい時間割の上で起きます。そのため、超常的な能力で殴り合う場面であっても、読者は「あと何マイルで区間が終わるのか」という現実的な物差しを手放さずに読み進められます。
もうひとつは、主人公ジョニィ・ジョースターの立ち位置です。彼はレースに出るための身体的な条件を最初から欠いており、勝つことよりも「馬に乗り続けられるか」が問われ続けます。相棒のジャイロ・ツェペリが持つ鉄球の技術を、ジョニィが自分の身体でどう実用化していくか——その習熟の過程が、そのまま物語の進行と重なる作りになっています。強さを与えられて始まるのではなく、走りながら手に入れていく話なので、長い巻数のどこを読んでいても現在地がわかります。
アニメの2nd & 3rd STAGEにあわせて原作を読む利点
2nd & 3rd STAGEで描かれるのは、レースが本格的な長距離戦へ移っていく部分です。3月の1st STAGEが短距離のスプリント1本を描いた47分の特別編成だったのに対し、9月25日からは毎週1話ずつという通常の形に切り替わりました。映像と原作を並走させるなら、区間の切れ目がはっきりしているこの範囲が入りどころになります。
原作が完結済みであることも、映像から入る人には効いてきます。アニメが今後どのステージまで進むにせよ、その先は全24巻のどこかに必ず書かれています。連載中の作品のように「続きはまだ描かれていない」という壁に当たりません。
公式サイトはアニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』公式サイトで、配信情報やスタッフが確認できます。
アニメはどこまで描かれ、今回の配信はどのあたりを描くのか
この作品は、レースの区間(STAGE)がそのまま原作の章の区切りになっています。各巻の公式の内容紹介にステージ名が明記されているので、映像と原作の対応が巻単位で追えます。結末には触れずに位置だけを挙げます。
- 1st STAGE:第1巻から第2巻。15,000mのスプリントレースにあたる区間で、第2巻の内容紹介もこのレースの途中経過から始まります
- 2nd STAGE:第3巻から第6巻。アリゾナ砂漠を越える長距離区間で、第3巻が「1st.STAGE終了直後」から始まり、第6巻でこの区間が決着します
- 3rd STAGE:第6巻から。第6巻の内容紹介が、2nd STAGEの決着に続けて3rd STAGEへの突入を伝えています
- 4th STAGE以降:第8巻の内容紹介が「4th.STAGE中盤」から始まります
- 5th STAGE:第10巻から。ミシガン湖を目指す区間です
- 8th STAGE:第17巻から。第16巻で7th STAGEがゴールし、第17巻が突入直後から始まります
- Final STAGE:第24巻。全24巻の最終巻です
ここから、3月に配信された1st STAGEの続きは第3巻からと言えます。アニメのその回が描いたのはレースの第1ステージで、原作ではその区間が第2巻までに収まり、第3巻が第1ステージ終了直後から始まるためです。
今回の2nd & 3rd STAGEが描く範囲の入口も、同じく第3巻です。到達点のほうは公式が巻数で示していないため目安になりますが、第7巻のあたりまでと見ておくと大きくは外れません。第8巻の内容紹介が「4th.STAGE中盤」から始まっている以上、3rd STAGEの決着と4th STAGEの序盤は第7巻から第8巻の前半に収まる計算になるからです。話数の配分によって前後する可能性はあります。
読む位置は目的で決められます。作品にはじめて触れる人は第1巻、3月のアニメを観た人は第3巻、映像と並走したい人は第3巻から第7巻のあたりが当面の範囲です。中盤の目印を探すなら第10巻、終盤の入口なら第17巻、最後まで読み切る終点は第24巻になります。
どこから読む?
はじめて読む人は第1巻です。シリーズの前の部を読んでいなくてもここから入れるので、まずこの1冊でレースの設計と主人公の置かれた条件を掴めます。
3月に配信された1st STAGEを観た人は第3巻です。アニメが描いた第1ステージの終了直後から始まるので、知っている場面をたどり直さずに続きへ進めます。今回配信中の2nd & 3rd STAGEを原作と並走させる場合も、ここが入口になります。
配信の後半にあたる3rd STAGEから追いたい人は第6巻です。2つの区間の切り替わりが1冊のなかに収まっているので、砂漠の区間だけを先に読んだ人がそのまま次へ進めます。
アニメの範囲より先を急ぎたい人の目印は第10巻です。ここが中盤の区切りにあたるため、以前に途中まで読んだ記憶がある人も、どこで止まったかを思い出す手がかりにできます。
終盤だけを読み返したい人は第17巻です。物語がレースの決着へ向けて収束していく地点なので、前半を飛ばしても筋を見失いにくい区切りになっています。
全24巻を読み切る終点は第24巻です。ここまで来れば、続刊を待つ必要はありません。
まとめ
原作はレースの区間がそのまま章の区切りになっているので、アニメと原作の対応を巻数で押さえられます。3月の1st STAGEを観た人の続きは第3巻、今回配信中の2nd & 3rd STAGEは第3巻から第7巻あたりが目安です。全24巻で完結しているため、そのまま第24巻まで自分のペースで読み進められます。










