高橋留美子さんの『らんま1/2』のTVアニメ第3期が、2026年10月3日(土)24時55分から日本テレビで始まりました。日本テレビ系で順次放送され、放送直後からNetflixで独占配信されています。制作はMAPPA、監督は第1期・第2期に続いて宇田鋼之介さんです。2024年10月の第1期、2025年10月の第2期に続く3つ目のシーズンで、第3期は第25話からの数え方になっています。原作は「週刊少年サンデー」で1987年から1996年まで連載された全38巻の作品なので、アニメから入った人ほど「原作のどこを開けばいいか」が分かりにくい作品です。公式サイトの各話あらすじと単行本の内容紹介を突き合わせて、巻数で整理します。
らんま1/2はどんな漫画? 作品の位置づけと魅力
高橋留美子さんが『うる星やつら』の連載を終えた1987年に始め、1996年まで続けた長編で、のちの『犬夜叉』へとつながる時期の代表作です。
物語を動かしているのは、水をかぶると女の子に、お湯で男に戻るというたった一つの体質です。この仕掛けがあるだけで、格闘の勝負にも、許婚のあかねとの口げんかにも、恋敵との取り合いにも、毎回ひとひねりが加わります。バトル漫画、ラブコメ、ギャグ漫画のどれとして読んでも成り立つのは、この設定が全部の場面に効いているからです。
もう一つの特徴は、1話から数話で区切りがつくエピソードが大半を占めることです。単行本の内容紹介を見ても、多くの巻が「第1話〜第3話は〜」と複数の騒動を並べる作りになっています。長い作品ですが、途中の巻から読み始めても置いていかれにくく、アニメで観た話の続きから原作に入る読み方とも相性がいい作品です。
TVアニメ第3期の放送にあわせて原作を読む理由
第3期の最初の2話は、第25話「修行DEディナー」(10月3日放送)と第26話「爆砕点穴」(10月10日放送)です。乱馬に敗れた響良牙が、シャンプーの曾祖母・コロンのもとで秘拳「爆砕点穴」の習得を目指す話で、10月17日放送の第27話は「ハッピーとコロン」と発表されています。第3期からは、格闘茶道の跡継ぎ・大文字煎太郎(福山潤さん)とその祖母の家元(野沢雅子さん)、右京を慕う紅つばさ(田中美海さん)が新たに登場します。放送・配信の情報はTVアニメ「らんま1/2」公式サイトで確認できます。
第3期で発表されている新キャラクターのうち、大文字煎太郎と家元は原作の第6巻、紅つばさは第10巻に登場します。原作は全38巻で完結しているので、アニメで気になった人物がこの先どう話に絡んでくるかを、放送を待たずに原作で追いかけられます。
第1期・第2期はどこまで描かれ、第3期はどのあたりから始まるのか
各巻の内容紹介をもとに、全38巻を次の5つのまとまりに分けておきます。結末には触れずに位置だけを挙げます。
- 第1巻〜第4巻:乱馬が天道家にやって来て、九能兄妹、良牙、三千院・白鳥ペア、シャンプーと、最初のライバルたちが出そろうまとまり
- 第5巻〜第12巻:コロン、ムース、八宝斉、右京、紅つばさと顔ぶれが一気に増え、1話から数話の騒動が続くまとまり
- 第13巻〜第23巻:1冊まるごと八宝斉との対決を描く第13巻から始まる中盤のまとまり。乱馬の母・のどかが初めて登場するのもこの範囲です
- 第24巻〜第36巻:麝香一族のハーブとの戦いが1冊まるごと続く第24巻から始まる後半のまとまり。複数巻にまたがる長めの話が増えていきます
- 第37巻〜第38巻:呪泉郷をめぐって鳳凰山の住人たちと戦う最終章
第1期(第1話〜第12話)は第4巻までにあたります。第10話で三千院・白鳥ペアとのスケート対決が決着してシャンプーが登場し、第11話・第12話はシャンプーとの騒動を描いています。どちらも第3巻・第4巻の内容紹介にある話で、第2期最初の第13話「らんまの弱点」が第5巻の前半の話にあたります。
第2期(第13話〜第24話)は第5巻から第10巻までを描きました。ただし原作の順番どおりではありません。第17話「格闘出前レース」は第7巻、第19話「即席男溺泉」は第8巻、第20話・第21話の右京の登場は第9巻、第22話「ジュリエットゲーム」は第8巻の話で、最後の第23話・第24話は第10巻にある、ムースが再び乱馬に挑む話です。その一方で、第6巻の前半にある良牙の修行の話は第2期では描かれていませんでした。
第3期は、その第6巻から始まっています。第25話・第26話の良牙とコロンの修行は第6巻前半の話で、新キャラクターの大文字煎太郎は第6巻の後半に登場します。紅つばさが現れるのは第10巻の終盤で、第27話の腕輪をめぐる八宝斉とコロンの話も、第10巻の冒頭にある腕輪の騒動にあたると見られます。つまり第3期は、第6巻と、第2期が途中まで描いた第10巻の残りを拾うところから始まるシーズンです。
第3期がどこまで進むかは、公式には巻数で示されていません。第2期は12話で第5巻から第10巻までの話を拾っていて、およそ5冊ぶんを進んでいます。第3期が同じく12話で組まれ、同じくらいの配分で進むとすると、第6巻と第10巻の残りを描いたあと、第12巻〜第13巻のあたりまで届く計算になります。第13巻は1冊を通して八宝斉との対決が続く大きな話なので、そこをシーズンの山場に入れるかどうかで前後する可能性があります。
どこから読む?
はじめて読む人は第1巻からです。乱馬が天道家にやって来て、変身体質が明かされるところから始まります。第1期の第1話〜第12話は第4巻までにあたるので、アニメを観ていない人が追いつくのにもちょうどいい分量です。
第1期まで観た人は第5巻からです。第2期で描かれた話の多くはこの巻から第10巻までに入っていて、ここから八宝斉、右京、ムースと顔ぶれが一気に増えていきます。
第2期まで観て第3期を原作で先取りしたい人は第6巻です。第3期の第25話・第26話にあたる話と、これから登場する新キャラクターの話が、この1冊に収まっています。
第6巻を読み終えたら、第7巻から第9巻は第2期で描かれた話が中心になるので、第10巻へ進んでも流れは追えます。第10巻は、第2期の最後の第23話・第24話にあたる話と、第3期で描かれる話が同居している巻です。
第3期の到達点の目安として挙げた第13巻は、中盤のまとまりの入口でもあります。1冊がひとつの話でまとまっているので、放送を追い越して読み進めたい人の区切りの目標になります。
後半のまとまりに入るなら第24巻です。ここから先は複数巻にまたがる長めの話が増えていくので、中盤までを読んだ人が次に開く巻になります。
最終章を頭から読むなら第37巻です。最終章は第37巻・第38巻の2冊なので、ここから読めば結末まで続けて進めます。
全38巻の締めくくりは第38巻です。第1巻から通して読んだ人が、最後にたどり着く1冊です。
まとめ
第3期は原作の第6巻と第10巻の話から始まっています。はじめて読む人は第1巻、第1期の続きは第5巻、第3期を先取りするなら第6巻、放送の先まで読み進めるなら第13巻が目印です。全38巻で完結しているので、最終章の第37巻・第38巻まで続けて読めます。












