【全27巻完結】逃げ上手の若君の魅力と読みどころ|アニメ第2期の続きはどの巻から読むか

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松井優征さんの『逃げ上手の若君』が、2026年10月2日に発売された第27巻で完結しました。2021年1月に「週刊少年ジャンプ」で始まった連載は2026年2月に最終回を迎えていて、約5年分の物語が全27巻にまとまったことになります。同じ10月2日には、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送されていたTVアニメ第2期も最終回を迎えました。アニメの続きがどの巻からか、27冊をどこで区切って読めばいいかを、巻数で整理します。

逃げ上手の若君はどんな漫画? 作品の位置づけと魅力

鎌倉幕府が滅びた1333年から始まる、北条時行という実在の人物を主人公にした歴史漫画です。『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』の松井優征さんにとって、『暗殺教室』以来の週刊連載でした。

この作品の面白さは、戦って勝つことではなく「逃げること」を主人公の武器にしたところにあります。武士の物語でありながら、時行の見せ場は敵の攻撃をかわし、生き延び、相手の読みを外す場面に置かれていて、少年漫画の決闘の型を別の角度から楽しめます。

教科書では名前が一行出てくるかどうかという人物を、南北朝の動乱の中心に据えている点も特徴です。足利尊氏、楠木正成、北畠顕家といった歴史上の有名人が、時行の側から見た姿で次々に登場します。歴史に詳しくなくても読み進められる一方で、史実を知っている人には「この出来事をこう描くのか」という楽しみ方もできます。単行本の累計発行部数は、完結時点で500万部を超えています。

全27巻の完結とアニメ第2期の最終回が重なったタイミング

TVアニメは2024年7月から9月に第1期が放送され、第2期は2026年7月からフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送されました。第2期の最終回と原作最終巻の発売が同じ10月2日に重なったので、アニメを観終えた人が、そのまま原作で結末まで読み進められる状態になっています。

最終第27巻には、連載終了後に「週刊少年ジャンプ」に掲載された特別読切も収録されています。時行たちが現代に生まれていたらどう暮らすかを描いた一編で、本編を読み終えたあとの締めくくりとして読めます。

全27巻はどこで区切れて、アニメはどこまで描いたのか

各巻の公式の内容紹介を突き合わせると、全27巻は時行が置かれた状況の移り変わりで、次の7つのまとまりに分けられます。結末には触れずに位置だけを挙げます。

  • 第1巻〜第7巻:鎌倉を追われた時行が信濃の諏訪にかくまわれ、仲間を集めて力をつけるまとまり。第6巻の途中で舞台が京に移ります
  • 第8巻〜第13巻:鎌倉奪還を目指して兵を挙げるまとまり。第14巻の内容紹介が「中先代の乱から二年後」と書き出しているとおり、ここまでが中先代の乱の話です
  • 第14巻〜第19巻:南朝方となった時行が北畠顕家の軍に加わり、足利軍と戦うまとまり。第19巻の内容紹介に「北畠顕家編、堂々完結!!」とあります
  • 第20巻〜第21巻:吉野へ逃れたあと、東国、そして信濃へ向かうまとまり。第21巻で小笠原貞宗との最後の戦いが描かれます
  • 第22巻〜第24巻:足利家の内部で権力争いが激しくなり、時行たちもそこに関わっていくまとまり
  • 第25巻〜第26巻:南朝方と尊氏の軍がぶつかる武蔵野合戦のまとまり。第26巻で合戦が終わり、時代は1353年へ移ります
  • 第27巻:完結巻です

TVアニメの範囲は、公式が巻数で示しているわけではありません。ただ、第1期は第4巻の途中まで、第2期は第8巻の序盤あたりまでを描いたとする情報が、複数の系統で一致しています。第4巻の内容紹介は諏訪神党の保科弥三郎の反乱、第8巻の内容紹介は挙兵後の小笠原軍との戦いから始まっていて、この見立てと食い違いません。話の切れ目が巻の途中にあるので幅を持たせた言い方になりますが、第2期まで観た人は第8巻から、第1期だけ観た人は第4巻から読み始めれば、観た範囲と大きく重ならずに続きへ入れます。

どこから読む?

はじめて読む人は第1巻です。鎌倉が落ちる1333年の出来事と、時行が諏訪へ逃れるまでがこの1冊に入っているので、続けて読むかどうかをここで判断できます。

逃げ上手の若君 1巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 1巻

鎌倉幕府の滅亡で全てを失った少年・北条時行が、逃げるという一点の才能を武器に立ち上がる歴史漫画です。1333年という馴染みの薄い時代を扱いながら、人物の思惑と合戦の駆け引きを追いやすい形に整えています。信濃の神官・諏訪頼重との出会いから物語が動きます。

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TVアニメ第1期だけを観た人は第4巻です。第1期の終わりを含む巻なので、少しだけ観た範囲と重なりますが、そのまま第2期で描かれた京での話まで原作で追いつけます。

逃げ上手の若君 4巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 4巻

国司の圧政に耐えかねた諏訪神党の保科弥三郎が、勝ち目のない反乱に踏み切る第4巻です。戦を止めようと説得に向かう時行の声が、戦場で散ることを良しとする武士たちに届かないまま開戦します。

※ 2026年11月5日 00:39時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

TVアニメ第2期まで観た人は第8巻です。挙兵した諏訪神党と小笠原軍の戦いから始まる巻で、ここから第13巻までの6冊が中先代の乱のまとまりになります。

逃げ上手の若君 8巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 8巻

鎌倉奪還を目指して兵を挙げた諏訪神党が、宿敵・小笠原軍とぶつかる第8巻です。長い潜伏を経た時行が、ついに北条の名を日本中に名乗ります。

※ 2026年11月5日 00:39時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

中先代の乱まで読んだ記憶がある人は第14巻です。二年後に話が飛び、北畠顕家の軍に加わった時行たちの遠征が始まります。第19巻までで一つの話が決着します。

逃げ上手の若君 14巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 14巻

中先代の乱から二年後、北畠顕家の軍に加わった時行たちが足利方の斯波家長と戦う第14巻です。二年の潜伏で成長した逃若党の新しい戦いが始まります。

※ 2026年11月4日 21:45時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

北畠顕家編まで読んだ人の再開地点は第20巻です。吉野から東国、信濃へと向かう2冊のまとまりで、小笠原貞宗との因縁にも区切りがつきます。

逃げ上手の若君 20巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 20巻

師直との決戦に敗れ、吉野へ逃れた時行が後醍醐天皇の前に立つ第20巻です。その後、北畠親房の船団とともに東国を目指して海へ出ます。

※ 2026年11月4日 21:45時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

信濃での戦いまで読んだ人は第22巻です。足利家の内紛を描くまとまりの入口で、天下から距離を置いた時行の暮らしにも焦点が当たります。

逃げ上手の若君 22巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 22巻

南北朝の対立がいったん収まったあと、足利家の内部で権力争いが激しくなる第22巻です。天下から距離を置いた時行が、自分の幸せと向き合いはじめます。

※ 2026年11月4日 21:45時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

足利家の内紛まで読んだ人は第25巻です。武蔵野合戦が始まる巻で、第26巻とあわせた2冊で合戦が決着します。

逃げ上手の若君 25巻
松井優征 著 / 集英社(ジャンプコミックスDIGITAL)

逃げ上手の若君 25巻

南朝方と尊氏の軍がぶつかる武蔵野合戦が始まる第25巻です。東西で同時に動いた時行たちは、尊氏を追い詰めるために鎌倉へ向かいます。

※ 2026年11月4日 21:45時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

結末まで読み切る終点は第27巻です。2026年10月2日に発売された完結巻で、現代を舞台にした特別読切も入っています。

逃げ上手の若君 27
松井優征 著 / 集英社

逃げ上手の若君 27

鎌倉幕府が滅びた日に生き延びた北条時行が、「逃げる」才を武器に再起を目指す歴史漫画。史実の年表をなぞりながら、少年漫画らしい合戦と駆け引きで南北朝の動乱を描いていきます。

※ 2026年11月4日 21:37時点の価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

最初から最後まで一気に読みたい人には、Amazon の全27巻まとめ買いのページもあります。

松井優征 著 / 集英社

逃げ上手の若君 全27巻まとめ買い

2021年に「週刊少年ジャンプ」で始まり、2026年に全27巻で完結したシリーズをまとめて購入できるページです。鎌倉幕府の滅亡から北条時行の生涯の終わりまでを、巻を探し直さずに一続きで読み進められます。

巻数
全27巻完結

まとめ

時行の置かれた状況が変わるごとに話が区切れるシリーズなので、27巻あっても読む位置は巻数で決められます。はじめて読む人は第1巻、TVアニメ第2期の続きなら第8巻、途中から再開するなら各まとまりの入口の巻、結末までなら2026年10月2日発売の第27巻です。

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