阿賀沢紅茶さんの『氷の城壁』は、2026年10月1日からTVアニメ第2期の放送が始まります。TBS系28局での同時放送で、Netflixでの先行配信も告知されています。第1期は2026年4月から7月にかけて全14話が放送され、原作の電子単行本は全14巻ですでに完結しています。放送開始までに原作のどこを開いておけばよいのかを、巻数で整理します。
氷の城壁はどんな漫画? 作品の位置づけと魅力
この作品は、縦にスクロールして読む形式で世に出た漫画です。電子書店には1話ずつ読める「タテヨミ」版と、書籍と同じ形にまとめ直した「単行本版」が並んでいます。単行本版はフルカラーで、電子で読むかぎり色のついた画面のまま最後まで進みます。紙のコミックスから入るのとは手ざわりが違うので、この作品を電子で読む理由はそこにもあります。
作りとしては、誰か1人を主人公に据えた物語ではありません。氷川小雪、安曇美姫、雨宮湊、日野陽太の4人が、それぞれの側から相手を見誤ったり、言えないまま黙ったりしていく群像劇です。読み手によって肩入れする相手が変わるので、途中で「この人の気持ちが分かる」と乗り換えながら読めます。片思いの相手が一直線に並ばないぶん、話が進むほど誰の視点で読んでいたかを思い出しにくくなる作りでもあり、あとから読み返す楽しみが残ります。
分量の面でも入口としては入りやすい部類です。単行本版は2023年7月4日から2025年2月4日にかけて全14巻が配信され、そこで完結しています。長期連載を追いかける覚悟をしなくても、放送が続いているあいだに読み切れる長さです。
2026年10月からのTVアニメ第2期と、放送前に原作を読む価値
第2期は2026年10月1日から、TBS系28局で毎週木曜よる11時56分に放送されます。アニメ公式サイトには放送時間が変更となる場合がある旨も記載されています。配信はNetflixでの先行配信が告知され、そのほかの配信サイトでも順次配信される予定です。
スタッフは、監督がまんきゅうさん、助監督が石井輝さん、シリーズ構成が中西やすひろさん、キャラクターデザインが荻野美希さん、美術監督・美術設定が前田慎さん、色彩設定がのぼりはるこさん、編集が吉武将人さん、劇伴が佐久間奏さんと田渕夏海さんです。キャストは氷川小雪役が永瀬アンナさん、安曇美姫役が和泉風花さん、雨宮湊役が千葉翔也さん、日野陽太役が猪股慧士さん、霜島月子役が新福桜さん、五十嵐翼役が小林千晃さん、栗木桃香役が鬼頭明里さんです。
第2期が原作のどこまでを描くかは、2026年9月1日時点で公表されていません。ただ原作はすでに完結しているので、放送を待たずに結末まで読み切るという進みかたも選べますし、第1期の続きだけ先に読んでおくという読みかたもできます。どちらにするかは、次の区切りを見てから決めるのがよさそうです。
第1期はどこまで描かれ、第2期はどこから始まるのか
第1期の最終話は第14話「爆弾」でした。体育祭が終わったあと、陽太が自分の恋心に決着をつけると決め、美姫のほうも陽太の好意に気づいて悩みはじめる——というところで幕が下りています。打ち上げの席で桃香が小雪に声をかけてくる場面も、この回に入っています。
原作の巻でいうと、この体育祭のくだりが第7巻にあたります。第7巻はストアの内容紹介でも、小雪が湊を意識しはじめる時期に1年生の桃香が小雪へ近づいてくる巻として案内されています。第1期はおおむね第7巻あたりまでを描き終えて終わった、という見当になります。
続きが読めるのは第8巻からです。ストアの内容紹介を読むと、この巻は最終話が宙づりのまま残した陽太と美姫のやりとりに答えが出るところから動き出します。最終話の続きがそのまま冒頭に来る形なので、話が飛んだ感じも、観たところをもう一度読まされる感じもありません。アニメから入った方が原作を買い足すなら、開くのはこの巻です。
第2期がどこまで進むかは公表されていませんが、目安なら立てられます。第1期は14話で第7巻あたりまで、つまり原作1巻ぶんをおよそ2話の配分で描いてきました。残っているのは第8巻から第14巻までの7巻ぶんなので、同じ配分で進むなら14話前後で完結まで届く計算になります。第2期の話数は公表されていないため、この見積もりは前後する可能性があります。
なお第14巻がシリーズの完結巻です。続きの刊行を待つ必要がないので、第2期を追いながら原作だけ先に読み切ってしまう、という進みかたもとれます。
どこから読む?
はじめて読む方の入口は第1巻です。4人の距離感がどう組まれているかはこの1冊でほぼ出そろうので、自分に合うかどうかをここで見極められます。10月1日の放送開始に間に合わせたいなら、ここが出発点です。
第1期を観終えていて、続きから読みたい方は第8巻からです。ここから第14巻までの7巻ぶんが、第2期で映像になるとみられる範囲にあたります。
放送を待たずに結末まで読みたい方の終点が第14巻です。第2期が到達するとみられるあたりでもあるので、先に読み切っておいて映像と見比べる、という追いかけかたもできます。
まとめ
第1期は原作の第7巻あたりまで、続きは第8巻から、終点は全14巻の第14巻です。10月1日の放送開始までにどこまで読んでおくかを決めておくと、第2期を見ながら原作を並べて追いやすくなります。







