スポーツ漫画は競技も年代も幅が広く、どれから読み始めるかを決めにくいジャンルです。この記事では、次の4つを基準に10作品を順位づけしました。
- 競技そのものが物語の軸になっていること。部活が舞台なだけで、競技が背景に退く作品は外しました。
- 受賞歴や映像化など、作品の外から確かめられる評価があること。順位の理由を読者が検証できるようにするためです。
- 電子書籍で1巻から読み始められること。掲載したカードはすべて第1巻です。
- 競技が重ならないこと。1つの競技につき1作品にしぼり、バスケットボール・バレーボール・サッカー・野球・競技かるた・自転車ロードレース・卓球・アメリカンフットボール・テニス・競技ダンスの10競技を並べています。
順位は上の基準に沿ってええこみ!が独自につけたもので、ストアの売上順や他サイトの順位をそのまま持ち込んではいません。
第1位 SLAM DUNK
長く電子書籍化されていなかった作品で、配信が始まったのは2025年6月2日です。いまから電子で読み始められるようになった古典として最初に挙げます。紙のジャンプコミックスは全31巻ですが、電子版は全20巻にまとめられているので、完結済みの長編を通しで読む冊数としても重くありません。
第2位 ハイキュー!!
全45巻で完結していて、続きを待たずに最後まで読み切れる点をこの位置の理由にしました。原作の一部を取り出しても試合として成立する構成で、2024年2月16日公開の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』もその一戦を単独で描いています。長編ながら区切りをつけて読み進めやすい作品です。
第3位 アオアシ
2026年10月4日からNHK Eテレでテレビアニメの第2期が始まるため、10作のなかでは「いま追いつく」理由がいちばんはっきりしています。第65回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、2025年8月29日発売の第40巻で完結しているので、途中で止まる心配なく最後まで読めます。
第4位 おおきく振りかぶって
2006年の第10回手塚治虫文化賞新生賞と、2007年の第31回講談社漫画賞一般部門を受けており、外からの評価という点では10作のなかでも厚いほうです。ただし2026年8月時点で第38巻まで刊行が続いているため、完結済みの上位3作より入口としては重く、この位置にしました。
第5位 ちはやふる
体力勝負に見えない競技を10作に入れるなら、競技かるたを扱うこの作品です。マンガ大賞2009と、2011年の第35回講談社漫画賞少女部門を受け、2022年12月に第50巻で完結しています。ルールを知らないまま読み始めても置いていかれない導入が、そのまま入口としての価値になっています。
第6位 弱虫ペダル
2015年の第39回講談社漫画賞少年部門を受賞した自転車ロードレース漫画で、週刊少年チャンピオンの連載作としては『ブラック・ジャック』以来の受賞でした。2026年8月時点で第101巻まで刊行が続いており、はじめの1作としては冊数が重いぶんを差し引いてこの位置にしています。
第7位 ピンポン
全5巻で完結しており、10作のなかで最も短く読み終えられます。2002年に実写映画、2014年にフジテレビのノイタミナ枠でテレビアニメと2度映像化されていて、冊数のわりに外からの評価も確かめやすい1作です。まず1冊だけ試したい人に渡しやすい位置づけです。
第8位 アイシールド21
ルールの説明から必要になるアメリカンフットボールを扱いながら、その説明ごと物語に組み込んでいます。全37巻で完結し、2005年から2008年までテレビ東京系でテレビアニメが放送されました。作画は『ワンパンマン』の村田雄介で、絵から入る読者にも勧めやすい作品です。
第9位 ベイビーステップ
2014年の第38回講談社漫画賞少年部門を受賞し、全47巻で完結しています。主人公が練習や試合の内容をノートに書き出しながら精度を上げていく進み方で、試合の派手さより競技の積み上げを読みたい人に向きます。テニス経験の有無を問わず入れる1作です。
第10位 ボールルームへようこそ
競技ダンスを扱う作品としては珍しく映像化まで届いており、2017年7月8日から12月17日にかけてProduction I.G制作でテレビアニメが放送されました。2026年8月時点で第12巻までと冊数が少なく気軽に始められる一方、連載が続いているため最後まで読み切れない点を見てこの位置にしています。
まとめ
10作とも第1巻から電子書籍で読み始められ、競技が重ならないように選んでいます。完結済みの作品から入るか、アニメの放送に合わせて追いつくかで選び方は変わるので、気になった競技のカードから開いてみてください。














