TVアニメ『アオアシ Season2』が、2026年10月4日からNHK Eテレで放送されます。毎週日曜の午後5時からで、全24話のうち第1クールは12話が放送される予定です。第1期の放送は2022年4月9日から9月24日までで、約4年ぶりの続編にあたります。原作の『アオアシ』は2025年6月23日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」2025年30号で最終回を迎え、全40巻で完結しました。放送が始まる前に、最初から最後まで通して読める状態が整っています。
アオアシはどんな漫画? 作品の位置づけと魅力
Jリーグクラブのユースチームを舞台にした育成もののサッカー漫画です。試合の勝敗そのものより、ピッチに立った選手が何を見て、どう判断したのかに紙幅が割かれます。パスを出す前にどこを確認したのか、なぜその位置に走ったのか。プレーの理由が一つずつ言葉にされるので、サッカーのルールを追う程度の読者でも、うまい選手が何をしているのかが分かるようになっていきます。
主人公がフォワードからサイドバックへポジションを移す設定も、この読み味を支えています。点を取る役から、味方を動かし全体を見る役へ。守る側の視点が入ることで、ピッチを俯瞰して考える話が自然に前に出てきます。サッカー漫画の主役といえばストライカーという定番から少し外したところに、この作品の立ち位置があります。
もう一つの軸はユースという舞台です。同じ寮で暮らす同世代が、そのままトップチームの椅子を争う相手でもあります。上がれる人と上がれない人の分かれ方から目をそらさない描き方は、部活を舞台にした作品とはまた違う緊張感につながっています。評価の面では、2020年1月発表の第65回小学館漫画賞・一般向け部門を受賞し、マンガ大賞2017では第4位に入りました。
TVアニメ第2期の放送開始で読みたい理由
第2期の制作はTVアニメ『アオアシ Season2』公式サイトで公表されており、監督は横山和基さん、シリーズ構成は横谷昌宏さん、アニメーション制作はトムス・エンタテインメント、音楽は横山克さんが担当します。第1クールのオープニングは10-FEET、エンディングはヒグチアイさんが手がけます。
描かれる範囲についても、公式サイトが「Aチーム編」と明言しています。主人公がBチームからAチームへ上がり、高校世代の最高峰リーグであるプレミアリーグを戦うところが第2期の舞台です。
第1期の放送からの4年で、原作の状況は変わりました。第1期の放送当時はまだ連載中でしたが、いまは完結しています。放送に合わせて原作を読み始めた場合、続きが出るのを待つ時間はもうありません。放送を追いながら先まで読み進めるのか、映像で観る分は残しておくのか、読む速度を自分で決められます。
10年・全40巻という規模は、長期連載としては読み通せる範囲です。第2期は2クールにわたって放送される予定なので、放送を追いかけながら原作も並行して読む、という付き合い方も現実的なところに収まります。
第1期はどこまで描かれ、第2期はどのあたりを描くのか
原作で追いかけるときの目印を、巻数で整理しておきます。第1期の全24話が描いたのは、原作の第12巻の序盤(第117話あたり)までです。Bチームで武蔵野と戦う試合の途中が最終話でした。続きから読むなら第12巻からで、この巻はストアの内容紹介でも「新章突入」と書かれています。Aチームへ昇格した4人が、高校生でのトップチーム契約を狙って初練習に臨むところからが第2期の範囲にあたります。
そこから先は、試合ごとに区切りがついています。第12巻から第14巻がAチーム合流とプレミアリーグ参戦、第15巻から第16巻が東京VANS戦、第17巻から第20巻が船橋学院戦、第21巻から第22巻がガノン大阪戦、第23巻から第27巻が優勝を懸けた青森星蘭戦という並びです。
第2期がどこまで描くのかは公表されていないので、ここからは予想として読んでください。第1期は24話でおよそ12巻分を進みました。第2期も全24話の2クールですから、同じ配分なら20巻台の半ばあたりまで届く計算になります。区切りのよさで見ると、船橋学院戦が決着する第20巻はひとつの着地点で、ここまでなら配分にも余裕があります。もう一歩踏み込むなら、プレミアリーグの優勝を懸けた青森星蘭戦の決着、つまり第27巻まで走り切る形です。「アオアシ史上最大の戦い」と呼ばれる試合ですから、2クールの締めくくりに置いてくるのではないか、という見立てです。試合の描写が厚くなれば手前で止まることも十分にあるので、目安として受け取ってください。
どこから読む?
はじめて読むなら第1巻からです。プレーの理由を一つずつ言葉にしていく作品なので、序盤で置かれた基礎が後の巻の判断の意味を支えます。飛ばして途中から入ると、その積み上がりが効きません。
第1期を観終わっていて続きから読みたい場合は、第12巻からです。武蔵野戦の残りを読んでから、そのままAチームでの日々に入れます。
第2期の放送に合わせて読むなら、まずは第20巻までを目安にすると足りなくなりにくいです。船橋学院戦が決着する巻で、アシトがプレミアリーグで通用する形を掴むまでの区切りにあたります。
第2期が青森星蘭戦まで走り切った場合の到達点が第27巻です。プレミアリーグの優勝が懸かった一戦で、シリーズでも屈指の長さの試合がここで決着します。放送を待たずに、この試合のゆくえだけでも先に読んでおきたい人はここまでどうぞ。
完結を見届けてから一気に読み返したい人や、すでに終盤まで読んでいる人には、最終巻の第40巻が締めくくりになります。結末は読んでからのお楽しみなので、この記事では触れません。
まとめ
10月4日の放送開始までに、『アオアシ』は全40巻が揃った状態で読めます。1巻から入るにしても、途中で止まっていた続きを再開するにしても、第2期の放送前は読み始めの区切りとして分かりやすいタイミングです。









